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2016年8月16日 (火)

無名の名魚

 ”名もなく、貧しく、美しく”

第二次世界大戦終戦後の困難な時代を実話に基づいて描いた日本映画の話ではございません。

日本の心を地で生きている魚のお話し。

Y田さんが、新聞を見ながら釣りの情報収集をしていたころ 和歌山でオコゼが釣れるそうですよ。

行きませんか?

この前も、ビッグフィシングの番組でやってましたよ、景色からしたらいつも行っているところからすぐ近くの様ですよ。

オコゼですか? そう、オコゼ・・・。

水深**0m程度のところで釣れている情報がるとのこと。

本当かな?と思いながら情報誌を見ていると本当に釣れているではないですか。

今度S田さんと相談して行くことにいたしましょう、が始まりでありました。関東では鬼カサゴ、関西では沖オコゼ、和歌山では全部を総称してオコゼ。

正式名称があるのに、本当の名前を呼んでもらえないかわいそうな魚でもあります。

ちゃんと学名も名前もついているのにどうしてか、この魚は名前を呼んでもらえない。

魚の名称は、カサゴ目深カサゴ科深カサゴ族 ”イズカサゴ(伊豆笠子)

Img_0218

沖の底物の釣りで隠れた釣り師好みの魚。

また、狭水温性の魚らしく生息している幅が非常に狭いのも特徴で、群れを成さないためポツリポツリと釣れる魚でもある。

プロが漁を敬遠する、魚の一つでもありそのことが相まって、希少性のある珠玉の魚となっています。

釣り人にとっては非常にいいターゲットの魚で、当倶楽部でも毎回、この海域に入って狙って釣ることが多い魚です。

オコゼ・カサゴは非常に種類が多く上がって来る魚の個体は非常に見分けがつきにくいのも特徴の一つかとも思えます。

そんなことから、和歌山の漁師さんはみんなオコゼで通していると考えます。

しかし、慣れてくると比較的判別は難しくなく、アヤメカサゴにユメカサゴ・ウッカリカサゴに・イズカサゴ・深カサゴと判別できるようになってくる。

Cimg3152

また、漁獲量が少なく研究が進んでいない魚で、謎も多い魚であるようです。

先日も、調理の時に毒針に刺さってしまいましたが、毒魚の扱いで載っているものもあれば、棘には注意するようにと促すものもあったりで本当のところの具体的な研究が進んでいないのが実態ではないでしょうか。

しかし、カサゴは浅場にいるカサゴ以外はほとんどが、毒のある棘を持っているものが多く注意が必要。

毒性の強弱はありそうですが、刺されないことが第一かと・・。

希少性の高い魚なので、同じ釣るにしても大切に釣ることを心掛けたい魚です。

ある本の一説に、イズカサゴを狙う釣り師は、本当の沖釣り師の一説もあることから通好みの渋い対象魚なのかもしれません。

また、水深のある海底の底で、じ~~~~~と餌が来るのを待つつつましやかな、控えめな魚のため、成長が非常に遅く大きくならない魚で、釣りあげた時には大事に扱うようにしなくてはなりません。

今では普通に仕掛けを流して釣っていますが、最初の頃は試行錯誤しながら釣っていたように思えます。

仕掛けの長さ、錘の位置などを考えて、底を取りながら魚の反応を見る。

モゾ、コン、コン、少し糸を送り込む、早合わせは禁物の魚。

小型のものはここで反応は終わりますが、サイズが良くなるとコン・ゴン・ゴゴゴン

・ゴン・ゴン、きた~!!!

海面まで、ゴン・ゴン引き暴れます。

水圧の変化に非常に強い魚なので、弱ることなく上がってくるのもこの魚の特徴です。

サイズは大きいもので45cm、30c以上あれば、うれしいサイズとなります。

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鮮やかな炎のような赤い斑点をまとって精悍な姿で上がって来る。

グロテスクな顔をしているのですが、釣りあがってくると格好いい形をして美しい魚だと思う。

控えめでありながら、人目に触れると存在感を思いっきり出してくれる、釣り人でしかわ味わえない感覚をもたらしてくれます。

小さいものは、リリースとしたいところなのですが、小さくても非常においしくいただけるのでどうしても持って帰ってしまいます。

干物にしてよし!

から揚げにしてよし、高温で2度揚げすると頭からヒレまでバリバリ食べれる。

ユズポン酢に付けて食べるとこの上ない魚のから揚げになる。

身もヒレもおいしい魚はそうそう巡り合えない。

大型のものは、ヒレ類はから揚げに、身は薄造りにあぶりに、身はしっかりしてうま味があるので薄造りがいい、魚の濃厚さを味わうのであればあぶりがいい。

皮と身の間から脂がにじみ出てうま味のある身と合わさっておいしくいただける。

胃袋は湯引きしてこれまた、ポン酢でいただく、コリコリして口の中でうまみが広がる。

とにかくおいしい魚であることには間違いがない。

船を流しながら、ポツン・ポツンと探って釣るので、釣り人ならではのターゲットの希少魚だと思う。

カサゴはどんな時でも相手をしてくれる、釣り人にとっては非常にありがたい魚だと言えるのである。

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